個人情報を管理していくために、漏洩しにくくするための工夫が必要になるからです。外部からアクセスできるWEBサーバをDMZ(DeMilitarizedZone)という緩衝地帯に設置し、個人情報を保管するデータベースサーバを異なったセグメント上に配置する手法が一般的に利用されています。こうすることで、外部から直接データベースサーバにアクセスすることを防ぐと同時に、データベースサーバの配置されているセグメントにアクセスできるコンピュータを制限していくことが可能になります。さらに、重要な機器は二重化するなどの処置をとられることがあります。1台のコンピュータが万が一故障した場合、それだけでサービス全体が停止してしまいますから、複数台に同じサービス機能を有しておいて、お互いを補完しあう方法がとられており、これを二重化と呼びます。二重化にも、同じ機能を有した1台だけを稼動しておいて、他方を休ませておき、万が一のときに切り替える「ホットスタンバイ」方式と、最初から複数台に同じ機能を常に実施させる「並行処理」方式などがあります。場合によっては、これらを組み合わせて実現している例もあります。もちろん二重化などにはコストがかかります。どこまで必要か検討しないといけませんが、あまり過大に考えるとコストばかりが膨らむこととなります。次項の管理場所との兼ね合いで、どこまで用意するか決めることとなるでしょう。いずれにしても、ハードウェアを用意し、それを運用することは、それなりのコンピュータ知識が必要です。既に述べたように、現代の技術では、専門家でなければできないものではなく、趣味的にやっている人でも十分用意することができますが、まったくコンピュータの知識のない人が、これらの機器を用意することはまだ困難です。