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振り込め詐欺(オレオレ詐欺)などの犯罪

日本でも振り込め詐欺(オレオレ詐欺)などの犯罪に、生活の苦しい一般の人が犯罪グループに売り渡した銀行口座が使われるケースが多発しています。そういう人たちから口座を安値で買って、それを高値で売りさばく業者もいるようです。そんなこともあって、金融機関は取締当局の要請に応じて、本人確認の強化を進めているのです。金融機関を利用する際には、何かといえば本人確認書類の提示を求められたり、ATMを利用して現金を引き出す場合でも、引き出せる上限が以前と比べてかなり低くなっているのもそのためです。では、本人確認書類にはどんなものが認められるのでしょうか。銀行によって多少、異なりますが、一般には次のようなものが使われています。[個人の場合]●運転免許証●旅券(パスポート)●健康保険証●住民基本台帳カード(写真付き)●外国人登録証明書●国民年金手帳●後期高齢者医療被保険者証●母子健康手帳●身体障害者手帳●住民票●印鑑登録証明書●学生証[法人の場合]●登録事項証明書●印鑑登録証明書口座開設の申込書類を郵送する場合には、これら本人確認書類のどれかのコピーを同封して送ります。しかし、金融機関の窓口で申し込む場合には、コピーでは受けつけてもらえず、実物の提示を求められる可能性もありますので、確認してから行くのが賢明です。

日本の国際収支統計の内容

外国為替による決済の原因となる取引は、日本の国際収支統計では、大別して、財やサービス等の実物資産の取引を示す経常収支と、金融資産・負債の取引を示す資本収支及び外貨準備増減とに分けられます。一定の取引種類ごとにそれぞれ受取と支払が計上され、その収支尻がどのような状況にあるかを把握できるようになっています。借方超の収支尻は赤字で表されます。同表の○五年の欄についてみれば、商品の輸出入の差である貿易収支が一〇・三兆円の黒字、一方、サービス収支が二・六兆円の赤字であり、貿易・サービス収支は七・七兆円の黒字となっています。これに外国投資収益収支などからなる所得収支と経常移転収支を加えたものが経常収支ですが、所得収支の黒字が貿易黒字を上回るに至っており、経常収支は一八・三兆円の黒字を計上しました。経常収支の黒字は結果的に対外証券に投資されたり、対外融資に向けられたりして対外資産の増加となるか、あるいは外貨準備の増加になります。資本収支は一四兆円の赤字(つまり資本の流出超)ですから○五年の対外資産はネットで一四兆円増加したことになります。一方、外貨準備の増加額は二・五兆円ですから、両者の合計は一六・五兆円の赤字となります。本来であれば、この数字は経常収支の額と一致するはずですが、両者の間には一・八兆円の差があります。この差が、最下段の誤差脱漏に示された数字なのです。

おカネが主役のように動き回る

金本位制度。カネモト−クライ−セイドと読んだ人がいましたよ。もちろん、おカネが主役のように動き回るその足元には、暗い暗い世界が、深い井戸のように開いていて、人間はその中に落ちこみやすいのは事実。けれども、これは金を本位とする制度ということです。理解を要する焦点が本位という言葉にあることは明白ですね。「あいつ自分本位の奴だよ」などと言うときの本位。判断や行動をする際の価値基準という意味です。英語ではスタンダード。したがって金本位制度とは、もろもろの商品の価値を表現するための基準に金を使うことを定めている制度で、その根底には金がおカネになっているという事実がある。1816年、イギリスが鋳貨条例を定めて金本位制度をしいたのが最初です。家畜は分割すれば死んでしまいますが、貴金属は小さく分けても貴金属。とくに金は、腐食しにくい、展性が大きい(薄く延ばせる)、輝きがあるなどの特性から、おカネの役をするのに好適です。そこでおカネという役目につきました。なんにでも交換可能、なんにでも変身可能というおカネの性質、あるいはおカネというものの役をつくり出しだのは人間で、金は「おまえこの役をやれ」と選ばれたスターであるにすぎません。